こんにちは、大塚です。
さて昨日は犬山のあちこちで秋のお祭りでしたね。
今年は天道宮神明社の「赤鬼祭」へ。
この冬に城東地区にスポットを当てた展示をすることもあり、写真撮影と地元の方への挨拶も兼ねてです。
天道宮は、かつては入鹿村にあった神社でしたが、入鹿池の築造とともに、現在の羽黒前原に移転しました。
その天道宮とともに白雲寺と呼ばれる神宮寺も同地に移転したとされています。
白雲寺は、明治の廃仏毀釈によって廃寺となってしまいましたが、天道宮神明社で行われる「赤鬼祭」は、この白雲寺に関わる祭礼とも言われています。
長い参道を赤鬼や獅子、神輿が練り歩きます。
そこまでは、穏やかなお祭りなのですが・・・
その途中、子供たちが「あーか、あーか」と赤鬼を囃し立てると、なんと赤鬼が子供たちを追いかけまわすという、驚きの展開に!
最初に見に行った時は、何これ!と、とても驚きましたが、何度見ても何これ!と思ってしまいます。
子供たちに追いつくと、鬼は持っている榊で子供達を叩きます。
榊で叩かれると、ご利益があるのだそう。なんとも優しい赤鬼さん。
子供を追いかけ回しては、再び行列に戻る赤鬼。囃し立てる子供たち、また赤鬼が子供を追いかけまわす・・・
それを繰り返しながら、本殿へと向かい、本殿を一周して終了。
数年ぶりにお邪魔しましたが、今年も楽しませていただきました。
お囃子の笛・太鼓、「あーか、あーか」と叫ぶ囃し声、境内の砂利を踏む足音、子供たちの黄色い歓声。
残っていって欲しい情景です。