こんにちは、大塚です。
いよいよ梅雨明けらしい日がやってきましたね!
犬山でも、青空にセミの鳴き声と、ついに初夏の薫りがしてきました。
さて今回は、「犬山たび」祭り編よりこの時期の年中行事をご紹介。
7月の行事といえば「虫送り」に「だんだんもうせ」。
各地で行われている行事ですが、犬山だと前原や五郎丸、羽黒などで行われています。
農作物の害虫を追い払い、その年の豊作を祈願する行事で、武者などを形どった藁人形を村の境に立てかけて隣村へ追っ払うというもの。
今は、少なくなってしまったようですが、
藁人形を立てかける際に、鉦かねや太鼓などをたたきながら
「だんだんもうせ、おくれ」「おんからかみ、おくれ」などと唄いながら
村境まで練り歩く様子もこの行事独特の音景です。
今年は、ご時世もあって規模を縮小して行ったという話を伺いました。
なので、村境には藁人形や榊などが立てかけられていることかと思います。
この「だんだんもうせ」、疫病退散の意味合いもあるそう。
日本中に蔓延る疫病もすっかり退散してくれることを祈ります!
写真は冊子「犬山たび」より引用、中野耕司さんの撮影です。