こんにちは、大塚です。
さて月曜日には、ニワ里ウォーキング遺跡発掘現場ツアーが開催されました。
今回は、名古屋城周辺の発掘現場を見学へ。
名古屋城名勝二之丸庭園と三の丸遺跡にて、それぞれ名古屋城管理事務所の市澤泰峰さんと名古屋市教育委員会の水野裕之さんに詳しいお話を伺いました。
まずは市役所駅にて集合。今日の参加者の中には生粋の城マニアさんもちらほら混じっています。やはり、城熱はすごいですねー。
最初に水野さんが調査をされている名古屋城三の丸遺跡へ。現在は、江戸時代よりも前の戦国、中世以前の調査を行っているところだそうです。
現場に到着してまず目に入って来たのは巨大な大溝。2mにはなろうかという深い溝です。那古野城に関わる遺構を見て城マニアの方はもちろん、皆さんからおぉーと歓声が。これまでの調査で出土した遺物なども見せていただきました。
さて後ろ髪引かれる思いで三の丸遺跡をあとにし、市澤さんの待っている二之丸庭園へ。お庭の跡もさることながら、現場にはレンガ造りの陸軍の兵舎跡が目立ちます。戦前も遺跡になるんですね。
本題のお庭ですが、調査で出てきた石囲いの池はどうも新しいものではないかとのこと。古い時期(江戸時代)の池ははっきりとは分かりませんが、それよりも広い範囲で造られていたのではないととのことでした。その池の広がりは土の色で見分けているそうで、この土の色とこの土の色違いますよね!と解説してくださいました。専門家の方に現場で見ながら解説いただく醍醐味ですね。
その他、土塀の跡や、茶室跡なども見学させていただき、盛りだくさんの内容でした!
遺跡は現場で見るに限る!と感じたツアーでした。次回もお楽しみに!
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私も参加しました。
水にくずれない土「たたき」は三和土という文字でも小説などでなじんでいましたが
実際に見るには初めてで(ちなみに57歳です)、トレンチに降りて土なんだと感触して
今更ながら知ってとてもうれしかったです。
また次回よろしくお願いします。
追伸:
3葉の松葉について清須市のもと新川町や周辺の神社(西枇・甚目寺の新川寄り)をめぐりましたが、すべて2葉でした。
かろうじて有名なのは甚目寺の萱津神社だけであとは式内社もなにもないところですが…。もっと範囲を広げて調べますよ。
でも松は少なく、まったく植わっていない神社も半数近くありました。
圧倒的に多い樹木はクスノキで、そして杉、ニレ科の木(ムク、エノキ、ケヤキ)、イチョウ、クロガネモチです。松は少数派ですね。
ウォーキングの参加、ありがとうございました。やはり、現場で見ると感じ方も違って楽しかったですね!
たしかに、言われてみると松は少ないような気がします・・なかなかGHQの痕跡めぐりも一筋縄ではいかなそうですね。またご報告、楽しみにしております!