こんにちは、大塚です。
本日は青塚古墳にてニワ里カレッジ。
3月の開催予定が延期となってしまっていた、「入鹿切れ」に関する講演を、奇しくも入鹿切れ発生日間近の日程で開催することとなりました。
名古屋市博物館の鈴木雅さんを講師にお迎えして、入鹿切れと地域の復興という内容でお話いただきました。
入鹿切れが発生したのは、江戸から明治に移り変わる時代の転換期であり、政治的な混乱もある中、未曾有の災害に見舞われた人々はどのように対応したのか、とても興味深く拝聴させていただきました。
鈴木さんが最後に強調されていたのが、災害の復興は地域のためにという視点。
最終的に、そこで田畑を耕すのは、地域住民。
色々と意見がぶつかるも、地域住民の「民心」が優先されて、入鹿池の再建が進んだとのことです。
地域住民、行政、専門家、、、それぞれの異なる意見が組み合い混乱しながら復興に向かっていく
現代の私たちの置かれている状況とオーバーラップするところも、少なからずあるのではないでしょうか。
ちなみに、今日は青塚神明社の茅の輪神事でした。
今だからこそ、無病息災を願って。