こんにちは、望月です。
本日はあおつか歴史講座「上野(かみの)遺跡を歩く」が開催されました!
昭和60年代頃までは一面が桑畑で、その中に古墳の墳丘が残っていた上野地区ですが、宅地開発により墳丘はほぼ滅失し、現在は桑畑の代わりに閑静な住宅街が広がっています。また、弥生時代中期の上野遺跡も周辺に広がっていると考えられますが、残念ながら調査成果がまとめられることなく現在にいたっています。
ただ、そこに遺跡があったことは確実で、少しでも地元の皆さんに遺跡の存在を知ってもらおうと企画、赤塚理事長にご案内をいただきました。
織田街道、岩倉街道の旧街道の雰囲気を味わいながら、遺跡の中心部へ。
今となっては住宅地ですが、現地に立つと周囲の地形が見えてきて、遺跡がなぜそこにあったのかを教えてくれるんですね〜。やっぱり現地に行くことの重要性を実感。
そして、犬山中学校では上野1号墳から出土した家形石棺を特別に見せていただきました。
今回は申込多数だったため散策の定員から外れた方には、服部副理事長による石棺案内にご参加いただきました。こちらも20名弱の参加、これだけたくさんの方に見られるのは、石棺も久々だったのではないでしょうか。普段は鍵のかかる小屋に収められているので、今後の活用に期待です!
天気も良く桜もちらほら、まさに散策日和。大変気持ちのよい散策会になりました。