こんにちは,大塚です。

今日は,旧暦6月13日。

尾張北部に甚大な被害をもたらした「入鹿切れ」が,ちょうど150年前の今日(もしくは14日)に発生しました。

その犠牲者は1000余名。想像もつかないような大災害です。

にもかかわらず,その災害の記憶は風化の一途をたどっているように感じます。

 

文化遺産をこれからの”まち”に活かしていくことをモットーに掲げているニワ里としては,

この地域にとって非常に大切な悲しい記憶を未来へ繋げていくことに,少しでも加担できたらと思っています。

 

今日は入鹿切れで犠牲になられた方々の供養のため,入鹿池堤上の供養碑にて,ニワ里メンバーで手を合わせてまいりました。

大雨の降り続いた150年前とは打って変わって,これでもか,というほどの晴天の中でしたが,

当時の情景を思い浮かべながら,お参りさせていただきました。

一人でも多くの方に,この地域の歴史を知ってもらい,これからの防災に活かされていってほしいですね。

 

写真は,本日の明け方に入鹿池に行かれたという中野耕司カメラマンのご提供。

やっぱり,綺麗ですねぇ,入鹿池。大切にしたい,犬山の文化遺産だと思います。

明け方の入鹿池
撮影 中野耕司